こんにちは。たまねで~す♪
今回は山形県のほぼ中央、雄大な山々に囲まれた山形県西村山郡河北町にやって来ました!
今日は、JAさがえ西村山の渡辺さん、軽部さんのご案内で、さがえ西村山花き振興協会 花き部会会長の奥山さんが運営される「オクヤマ花卉農園」さんへお邪魔させていただきます!
山形県西村山郡河北町
河北町は西に西朝日岳、北に月山、東に奥羽山脈、南に蔵王連峰が見えるという、
山々に囲まれた盆地です。当日も、移動中曇りだった宮城から山形に入ると、天気が打って変わって晴れになりました。帰りは山を越えるときに霧が掛かり、曇りにもどってしまいました。隣の県でも山に囲まれている事で気候が全く違うんですね。
JAさがえ西村山・渡辺さん、軽部さんとのお話
まず最初にJAさがえ西村山職員の渡辺さん、軽部さんからお話しを伺いました。
たまね:
河北町に来る途中にさくらんぼが真っ赤になっていました。
山形はフルーツやお花がたくさんあるんですね。
軽部さん:
今頃は丁度さくらんぼの出荷時期ですが、今年は一週間ほどの遅れが出ています。6月はさくらんぼの他にスターチスの出荷もあるので一番忙しい時期なんですよ。この地域では花もたくさん出荷していて、スターチスや、ストック、ベニバナ(紅花)が有名です。ベニバナは江戸時代から有名で、ベニバナで紅もち(ベニバナを杵でつき、餅状にした染料の原料)を作り、京都まで運んでいたそうです。
たまね:
昔からお花作りが盛んなんですね!
渡辺さん:
最初に花を作り始めたのは景観作物としてでした。それも畑のうち2~3%で作られていました。現在は花はスターチス、ストック、デルフィニュームなどで、約50種類ほど作っています。ハウスの休閑時期に植えていましたが今は二毛作しています。
生産はスターチスが全体の7・8割でストックなどが残りの割合になります。今年はスターチスのピンクに問題があり、3分の2が駄目になってしまいました。原因は病気かと思うのですが、今年の日照不足の影響で苗の時からの病気への抵抗力が低下してしまったのかもしれないです。
さがえ西村山花き振興協会 花き部会会長の奥山さん
さがえ西村山花き振興協会 花き部会会長、奥山さんからお話しを伺いました。
たまね:
こんにちは、花さんぽ北日本のたまねです。
オクヤマ花卉農園さんについて教えて下さいますか?
奥山さん:
私は最初、稲作農家でした。河北町も田んぼ(稲作)だけでした。減反政策で畑を始め、イチゴ、メロン、畜産、麦、果樹などに転作しました。
そんな中、約30年前に花を始めてはどうかと誘いがあり、花の作り方を教わりました。二毛作にして、冬はストック、夏はスターチスを作るようになりました。
【当時は減反(稲作から畑にしなければならない農地)があり、畑に転作しなければいけなかったそうです。】
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現在はJAの直売所が始まり、そこに花を卸しています。お歳を召したかたは仏花として、若い方はフラワーアレンジメント用に花を買っていきますね。地元の花屋さんは売れなくて困っているなんて世間話をしますが、直売所では食材と一緒に気軽に花を買えるので、皆さん結構集まってきますね。
たまね:
お花が生活の中に入っている感じがします。文化としての花が根付いていますね。
奥山さん:
JA直売所の花売り場はだんだん売り場面積が広がっていますよ。ショップに花を卸す時は特に新鮮な物を卸しています、直売所も新鮮ですけどね。
現在、組合員の数は24名でそれぞれ色々な花を卸しています。
オクヤマ花卉農園さんを見学しました
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たまね:
奥山さんの仕事は大変ですか?
奥山さん:
調子がいいときは朝五時から働き始め、午前と夕方に収穫作業を行っています。ハウスは8棟あって夫婦二人で全部のハウスをみています。花は6月に出荷するスターチスと冬に出荷するストックを栽培しています。それと、カサブランカとデルフィニュームとベニバナも少し栽培しています。
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たまね:
田んぼは残っていないのですか?
奥山さん:
河北町の基幹産業は畑、それも果樹とお花がメインです。うちも以前は田んぼだったけど、農地を全部花に変えました。100%花き農家に変わるきっかけは、田んぼ用の機械を買い換えなければいけない時期になり、いいタイミングだと思い花き農家に変わったんです。田を畑にするには2年おかないといけません。今は休耕するときはユーカリを植え始めています。
ハウスの中を案内してもらいました
ハウスは屋根だけビニールで二重の屋根になっており、丸い屋根の下にビニールの三角屋根が入っていました。こうすると幾分温度が上がらず温度管理が楽になるそうです。エコにも使えそうな仕組みですね。
ハウスの周りはネットで囲まれていて風通しが非常に良いです。山形の夏は暑いので遮光や暑さ対策のようです。水やりは畑の土の上にパイプをひいて水やりしているそうです。以前は上からシャワーで水やりしていたそうですが、この方が病虫害が少なくなるそうです。
花には倒れないように下に一段ネットを網目状に張っています。
スターチスは大きい網目、ベニバナは小さい網目を使っていました。
理由は、スターチスは一株から50本の花が咲き、ベニバナは一株に1本の花が咲くので、それに大きさを合わせているようです。
最近の消費者は、体にいい物を求めている傾向があるそうで、そのため奥山さんの農園では農薬は出来る限りつかわないそうです。農薬を使わないので写真のようなハモグリバエなどが付いてしまうそうです。そのおかげか、たくさんの花が咲いていました。

奥山さんのストックはそれほどメインではなく、主に直売所向けに作っているそうです。
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山形は夏は暑く、冬も寒くなる寒暖の激しい地域です。最近の燃料費の高騰で、灯油をなるべく安いところで買ったり、
冬場の温度調節を変えるなどして節約しているそうです。
夢はなんですか?
たまね:
お花を作っている皆さんに聞いているのですが、奥山さんの「夢」はなんですか?
奥山さん:
夢というと難しいけど、自分の子供には好きなことをやらせたいと考えています。花き農家を続けるかどうかは子供次第ですね。花や植物は好きで、趣味で植木や植木挿しをしています。今の畑も人を雇えば広げられますが、夫婦2人でやっているのでこのまま二人でやっていきたいです。
昔は品種改良もやったことはあるが、いろんな苦労もするので今のままがいいです。今、一生懸命なのはJAさがえ西村山の花き部会の作業の効率化を進めていることです。育苗プラグの導入から、ストックのばら撒き植え、じか撒き栽培も始めています。ばら撒きだと同じ時間で4倍の面積の畑に撒くことが出来るので効率が良くなります。じか撒きは鳥取などの砂丘の方法ですが、山形でも出来るのではないかと思いやってみたりしています。花き部会で花栽培の講師を呼んだりして、耕作面積拡大を考えています。
軽部さん:
奥山さんは勉強熱心なんです。
奥山さん:
今後の夢は直売所に花を卸したりしているので、お客さんが色々なアレンジを楽しめるように沢山の種類の花を直売所に置けるようにしたいです。
JAさんとは色々協力して、直売所を盛り上げたり、他の地域の卸市場に花を卸したりしようと力をあわせています。
たまね:
とってもためになりました!JA花き部会や直売所、お花を求める人のために色々されて、今がまさに夢の実現に向かって動いているんですね!今日は色々なお話を聞かせていただきましてどうもありがとうございました!

▲奥山さんと奥さん
< 取材協力 >
■JAさがえ西村山河北営農生活センター
〒999-3511 山形県西村山郡河北町谷地字真木41番地
TEL: 0237-72-2125 FAX:0237-72-2118
■さがえ西村山花き振興協会
■オクヤマ花卉農園
















